概要
JetBrainsは2026年3月6日、AI IDE として人気の Cursor が Agent Client Protocol (ACP) を通じて JetBrains IDEs で利用可能になったと発表しました。
背景: ACPとは
Agent Client Protocol (ACP) は、JetBrainsが推進するAIエージェントの標準プロトコル。IDEとエージェントの間のインターフェースを統一し、異なるAIツールを同じIDEから使えるようにする仕組みです。
何ができるようになったか
JetBrains派の開発者へ
- IntelliJ IDEA、PyCharm、WebStorm、GoLand等からCursorのエージェント機能を使える
- JetBrainsのリファクタリング、デバッグ、コード品質チェック機能と組み合わせ可能
- JetBrains AIサブスクリプション不要
Cursor側のコメント
「CursorをJetBrains IDEsと統合することで、チームが既に使っている環境で強力なエージェント機能を提供できることを嬉しく思います」 — Jordan Topoleski, Cursor COO
設定方法
- JetBrains IDE 2025.3.2以降 を用意
- AI Assistant プラグイン を有効化
- エージェントセレクターを開く
- 「Install from ACP Registry」を選択
- Cursor をインストール
設定完了後、プロジェクト全体へのアクセスを持つCursorエージェントが使えるようになります。
ACPエコシステム
CursorはACPレジストリに参加する複数のエージェントの一つ。OpenAI、Anthropic、Google等のモデルもACP経由で利用可能。JetBrainsは「オープンエコシステム戦略」としてこの方向を推進しています。
個人開発者への示唆
JetBrains派へ
VS Code系のAIツールに興味があるけどJetBrainsから離れたくない、という開発者には朗報。IDEの乗り換えなしでCursorの機能を試せます。
IDE選択の自由
ACPの普及により「AIツールのためにIDEを変える」必要が減少。好きなIDEで好きなAIエージェントを使う時代に。
注意点
Cursor Automations等、Cursor IDE専用の機能は JetBrains 経由では使えない場合があります。ACP経由で利用できる機能の範囲を確認しましょう。