AI×ノーコードで2週間MVP
「プログラミングを学んでからプロダクトを作ろう」
そう思って3年間、結局何も作れませんでした。
でも今、私は動くプロダクトを持っています。AIとノーコードツールのおかげです。元営業マン・プログラミング経験ゼロの私が、どうやって2週間でMVPを完成させたか、全記録を公開します。
私のスペック
- 前職: SaaS企業の法人営業(5年)
- プログラミング: HTML/CSSをProgateで触った程度
- 作りたいもの: 営業チーム向けの日報共有ツール
なぜ「作る側」になりたかったか
営業時代、毎日使っていたツールに不満がありました。でも機能要望を出しても「検討します」で終わり。
「自分で作れば、自分の欲しいものが作れる」
シンプルな動機でした。
使ったツールスタック
| カテゴリ | ツール | 役割 |
|---|---|---|
| UI生成 | Bolt.new | 画面デザイン→コード生成 |
| バックエンド | Supabase | データベース・認証 |
| AI補助 | ChatGPT / Claude | コード説明・デバッグ |
| ホスティング | Vercel | デプロイ |
| 補助 | Lovable | 一部画面の生成 |
2週間のタイムライン
Day 1-2: アイデア整理
やったこと:
- 作りたいものを紙に書き出す
- 競合サービスを10個調査
- 必須機能3つに絞る
学び: 「全部入り」を作ろうとすると永遠に終わらない。最初は3機能だけ。
Day 3-5: Bolt.newで画面生成
プロンプト例:
営業日報アプリを作って。
- ログイン画面
- 日報入力フォーム(訪問先、内容、次のアクション)
- チームの日報一覧(今日の日報がカードで並ぶ)
- モダンでミニマルなデザイン
結果: 基本的な画面が30分で生成。「え、これで動くの?」という驚き。
ぶつかった壁:
- 生成されたコードの意味がわからない
- カスタマイズ方法がわからない
- Supabaseとの接続方法がわからない
Day 6-8: AIに質問しまくる
ChatGPTへの質問例:
Bolt.newで生成されたNext.jsのコードがあります。
これにSupabaseを接続したいのですが、
初心者向けに手順を教えてください。
Claude への質問例:
このエラーメッセージの意味と、
修正方法を教えてください:
[エラーメッセージをコピペ]
学び:
- AIは「質問の仕方」で回答の質が変わる
- 「初心者向けに」「ステップバイステップで」と付けると親切な回答が来る
- エラーはそのままコピペすれば解決策を教えてくれる
Day 9-11: Supabase接続
やったこと:
- Supabaseプロジェクト作成
- テーブル設計(日報、ユーザー)
- 認証設定
- コードに環境変数設定
最大の壁: Row Level Security(RLS)
「なぜかデータが取得できない」問題に2日ハマりました。
解決策(ChatGPTが教えてくれた):
-- 自分のチームの日報だけ見える設定
create policy "チームメンバーは日報を閲覧可能"
on daily_reports for select
using (team_id = auth.jwt() ->> 'team_id');
Day 12-13: デプロイ
Vercelへのデプロイ:
- GitHubにコードをプッシュ
- Vercelでリポジトリ接続
- 環境変数を設定
- デプロイボタンを押す
トラブル: ビルドエラーが3回。全部ChatGPTに聞いて解決。
Day 14: MVP完成!
動くものができました。
できたもの:
- Googleログイン
- 日報の投稿
- チームの日報一覧表示
- シンプルなダッシュボード
できなかったもの(将来対応):
- 検索機能
- コメント機能
- 通知機能
費用
| 項目 | 費用 |
|---|---|
| Bolt.new | $20/月 |
| Supabase | 無料枠 |
| Vercel | 無料枠 |
| ChatGPT Plus | $20/月 |
| 合計 | $40/月 |
ぶつかった壁トップ3
1. 「コードの意味がわからない」
解決策: AIに「このコードを初心者向けに1行ずつ説明して」と聞く
2. 「エラーが読めない」
解決策: エラーメッセージをそのままAIに投げる
3. 「何から手をつければいいかわからない」
解決策: 「○○を作りたい。最初の一歩を教えて」と聞く
非エンジニアが感じた「AIツールの限界」
できること
- 基本的な画面生成
- CRUD機能の実装
- エラー解決の補助
- 学習のサポート
できないこと(今のところ)
- 複雑なビジネスロジック
- 最適な設計判断
- セキュリティの担保
- パフォーマンス最適化
結論: MVPは作れる。でも本格的なプロダクトには、いずれ学習が必要。
今後の計画
- ユーザーテスト - 元同僚5人に使ってもらう
- フィードバック収集 - 必要な機能を見極める
- 学習継続 - TypeScriptの基礎を学ぶ
- 改善 - フィードバックをもとに機能追加
非エンジニアへのアドバイス
1. 「学んでから作る」は罠
作りながら学ぶほうが100倍速い。
2. 最初は「最小」で
欲しい機能の10%だけ作る。それで十分。
3. AIに頼りまくる
恥ずかしくない。最高の先生が24時間対応してくれると思えばいい。
4. 完璧を求めない
「動く」ことが最優先。きれいなコードは後から。
まとめ
| Before | After |
|---|---|
| 3年間何も作れなかった | 2週間でMVP完成 |
| 「プログラミング難しそう」 | 「AIがあれば何とかなる」 |
| 機能要望を出す側 | 自分で作る側 |
AIとノーコードの組み合わせは、「作る」のハードルを劇的に下げました。
プログラミングを学ぶ必要がなくなったわけではありません。でも、「まず作ってみる」ことができるようになった。これは革命的な変化です。
あなたも、今日から「作る側」になれます。
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