🧠 AI開発ナレッジ2026年2月20日5分で読める

VS Code/Cursor/Windsurf IDE拡張にセキュリティ脆弱性 — 1.28億ダウンロード超の拡張機能が対象

OX Securityが、VS Code・Cursor・Windsurfに影響する4つのセキュリティ脆弱性を公開。Live Server、Markdown Preview Enhanced、Code Runnerなど1.28億回以上ダウンロードされた拡張機能が対象。

概要

セキュリティ企業OX Securityは2026年2月17日、VS CodeおよびそのフォークであるCursorWindsurfに影響する4つの脆弱性を公開した。対象となる拡張機能は合計1億2800万回以上ダウンロードされており、多くの開発者が影響を受ける可能性がある。

出典: OX Security — 2026-02-17

詳細

発見された脆弱性

CVE 拡張機能 DL数 深刻度 概要
CVE-2025-65717 Live Server 7200万 Critical (9.1) リモートからファイル流出可能
CVE-2025-65716 Markdown Preview Enhanced 850万 High (8.8) 任意JS実行、ネットワークスキャン
CVE-2025-65715 Code Runner 3700万 High (7.8) 任意コード実行(RCE)
(未割当) Microsoft Live Preview 1100万 ファイル流出(修正済み)

攻撃シナリオ

Live Server(CVE-2025-65717)の場合:

  1. 被害者がLive Serverをバックグラウンドで実行中
  2. 攻撃者が悪意のあるリンクを送信
  3. 被害者がリンクを開くと、ローカルマシン上のファイルがリモートに流出

Markdown Preview Enhanced(CVE-2025-65716)の場合:

  1. 悪意のあるMarkdownファイルを開く
  2. HTMLタグ内のJavaScriptが実行される
  3. localhostと通信し、ネットワークスキャンやデータ流出が可能

対応状況

OX Securityは2025年7月〜8月にかけて、直接メール、GitHub、SNSなど複数のチャネルで脆弱性を報告したが、Microsoft Live Preview以外は現時点で未対応としている。

MicrosoftはLive Previewについては2025年9月のバージョン0.4.16で「静かに修正」したが、CVE番号は割り当てられていない。

Cursor・Windsurfへの影響

CursorとWindsurfはVS Codeのフォークであり、同じ拡張機能エコシステムを共有している。そのため、これらの「Vibeコーディング」プラットフォームも同様に脆弱性の影響を受ける。

ソロビルダーへの示唆

開発者のローカルマシンは「生産環境を守る最後の砦」だ。OX Securityは「組織は本番環境のセキュリティに多大な投資をしているが、開発者のローカルマシンは無防備なままになっている」と警告する。

今すぐできる対策:

  1. Live Server: 使用中は不審なリンクを開かない、不要時は停止
  2. Markdown Preview Enhanced: 信頼できないMDファイルを開かない
  3. Code Runner: settings.jsonの変更を求めるフィッシングに注意
  4. Microsoft Live Preview: バージョン0.4.16以降にアップデート

長期的な対策

  • ローカルでサーバーを起動する拡張機能を把握する
  • 不要な拡張機能は削除
  • 定期的に拡張機能のアップデート状況を確認

スコア内訳

スコア 理由
Newsworthiness 4/5 1億超DLの拡張機能に影響する深刻な問題
Value 5/5 全開発者に関係するセキュリティリスク
Actionability 5/5 今すぐ対策可能、具体的な緩和策あり
Credibility 5/5 CVE発行、OX Security一次ソース
Timeliness 5/5 2月17日公開、まだ対応が不十分
合計 24/25